政治団体「つばさの党」の幹事長で選挙に立候補した根本良輔容疑者(29)や代表の黒川敦彦容疑者(45)ら3人は、衆議院東京15区の補欠選挙の告示日に、ほかの候補者が演説する前で拡声機を使ってどなるなど、演説が聴き取れないように妨害したとして公職選挙法違反の疑いがもたれています。

警視庁は各陣営から被害届を受理するなどして、選挙期間中の状況について調べていますが、これまでに同じような演説妨害を5件以上確認していることが、捜査関係者への取材でわかりました。

さらに、ほかの陣営の選挙カーを追い回す行為も、10件以上確認していて、今後、増える可能性もあるとしています。

追い回された陣営が予定していたルートの変更を余儀なくされるなど、実際にそれぞれの選挙運動に影響が出たということです。

警視庁は容疑者らの活動の実態をさらに調べるとともに、公職選挙法に規定された交通を妨害した疑いでの立件も視野に捜査を進めています。

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