人が乗って操縦し空を移動する「空飛ぶクルマ」が17日、東京都江東区有明の東京ビッグサイト駐車場で、都内初飛行した。操縦士が乗り込み約10メートルの高さまで飛び上がり、上空を約10分間、前後左右に移動。観客から歓声が上がった。

報道陣の前で都内を初飛行した「空飛ぶクルマ」=17日、東京都江東区で(坂本亜由理撮影)

 米リフトエアクラフト社製で高さ約3メートル、幅4.5メートル、重さ約120キロの見た目は大きなドローン。離陸ボタンを押すとプロペラが回転し上昇。方向転換などは操縦かんで操作する。  次世代の乗り物として、交通渋滞の緩和や災害時の搬送などでの活用が期待される。運航を担った丸紅エアロスペース(千代田区)によると、実用化は未定。  初飛行に立ち会った小池百合子知事は「移動手段の一つとして、みなさんも身近に利用できる可能性を感じたのではないか」と語った。都などが主催する国際イベント「スシテック東京2024」の一環で、飛行は18、23日の午前11時と午後2時、22日午後1時と4時。観覧自由。詳しくはイベントのホームページで。(渡辺真由子) 

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