自衛隊と中国軍は、双方の理解を深めるため、およそ20年前から笹川平和財団が主催している交流事業で、現役の幹部らが互いの国を行き来して意見交換などを行っています。
去年は自衛隊の代表団が中国を訪問したのに対し、ことしは中国軍の現役幹部20人が今月14日から5年ぶりに日本を訪れていて、16日夜、都内のホテルで歓迎行事が行われました。
この中で、中国陸軍の張保群少将が、「日本を友好訪問できたことを大変うれしく思う。中国に対する見方を聞き、日本の印象について語り、交流を通じて理解を深めて、両国の関係をともに考えたい」と述べました。
会場には幹部自衛官などおよそ70人が集まり、互いの経歴を話したり、今回の訪日で期待することを尋ねたりしていました。
双方の幹部らは15日、両国関係の課題などについて意見交換を行ったということで、中国軍の代表団は今月20日まで日本に滞在し、自衛隊の基地などを視察する予定だということです。
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