東京・上野の路上で男性2人を襲って現金約190万円を奪ったとして、警視庁捜査1課は15日、強盗傷人の疑いで、いずれも職業不詳の田中響貴(ひびき)(27)=札幌市白石区、二又礼典(ふたまた・あやのり)(27)=同市東区=の両容疑者を逮捕したと発表した。

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 両容疑者は、被害者と一緒にいた別の男性が持っていた金塊約5キロ(総額約5000万円)を奪うのが目的だった可能性がある。この男性は現場から逃げ、けがもなく金塊は無事だった。  逮捕容疑では3月29日午前11時半ごろ、台東区上野3の路上で、30代と50代の男性を殴ったり蹴ったりし、現金190万円入りのブランドバッグ(約50万円)を奪い、肋骨(ろっこつ)骨折や頭部打撲などのけがを負わせたとされる。認否を明らかにしていない。  捜査1課によると、被害者らは事件当日、金塊を売却する目的で上野を訪れていた。両容疑者が何らかの方法で金塊の取引があることを知ったとみられ、他に事件に関わった者がいるとみて捜査している。 

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