水俣病患者らでつくる団体との懇談を終え、退席する伊藤環境相(奥中央)=1日、熊本県水俣市
水俣病被害者の発言遮断問題に関し、伊藤信太郎環境相との懇談に出席した被害者団体などに「(あらかじめ設定された)3分の持ち時間を守らない方が悪い」などと抗議する電話が数件寄せられたことが10日、各団体への取材で分かった。伊藤氏は同日の閣議後記者会見で「誠に申し訳ない。患者や被害者の皆さんに影響が出ないようにしたい」と述べた。 熊本県水俣市で1日に行われた懇談に参加した団体によると、伊藤氏が再び同市を訪れ謝罪した8日夜、東京都の男性を名乗る人物から「3分を守らないあなたたちが悪いのに被害者ぶって抗議するのはおかしい」と非難する電話があった。
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