【山梨】戦国武将・武田信玄の命日にあたる12日、信玄公に仕えた武将の姿で甲府市内を練り歩く「武田二十四将騎馬行列」があり、約300人が参加した。
武田氏の本拠地だった「躑躅(つつじ)ケ崎館」跡の武田神社の例大祭にあわせ、毎年開かれてきたが、コロナ禍により、2020年から22年は中止。23年はコースを縮めるなど簡略化したが、今回は5年ぶりに武田神社から遊亀公園往復の11キロコースでの開催となった。
信玄公に扮したのは同市出身のモデル高瀬真奈さん、二十四将は全国から公募で選ばれた人たちが務めた。
騎馬隊は午前10時半に桜舞い散る武田神社を出発。前回は感染対策のためトラックで運ばれたみこしも、5年ぶりに地元自治会の人たちが担いだ。
高瀬さんは「皆の者出陣じゃ」と号令をかけ、馬上から沿道の人びとに手を振り笑顔を見せた。
取材に対して高瀬さんは「まちの人びととコミュニケーションを取りながら、『信玄公ってこんなに愛されてきたんだ』と改めて実感しました」と話していた。(米沢信義)
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