ガザ地区での停戦をめぐる協議は、アメリカのCIA=中央情報局のバーンズ長官も参加して仲介国のカタールで行われていましたが、アメリカの有力紙ワシントン・ポストは20日、大きな進展はなくバーンズ長官はカタールを離れたと伝えました。
アラブ系のメディアは、イスラエルとハマスの間では、イスラエル軍がガザ地区から撤退する範囲やイスラエル側にとらわれているパレスチナ人の解放の条件などをめぐって依然として隔たりがあると伝えていて、停戦合意の実現にはなお時間がかかるとの見方も出ています。
こうした中、ハマスとの連帯を掲げているイエメンの反政府勢力フーシ派は21日、イスラエル最大の商業都市テルアビブに対して弾道ミサイルによる攻撃を行ったと発表しました。
イスラエル軍は防空システムを使って迎撃しようとしましたが、撃ち落とすことはできず、テルアビブ郊外の住宅地に着弾し、イスラエルの救急当局によりますと、割れたガラスの破片などでこれまでに14人がけがをしたということです。
フーシ派は19日にもイスラエルへのミサイル攻撃を行い、イスラエル側も反撃としてイエメンのフーシ派の拠点を空爆していて、ガザ地区での停戦が実現しない中攻撃の応酬が続いています。
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