ロサンゼルス近郊バーバンクでは20日、スターバックスの従業員や、労働組合の関係者などおよそ30人が「契約なくしてコーヒーなし」と書かれたプラカードなどを掲げて店舗の前に集まり、抗議の声を上げました。
この労働組合は3年前に発足し、500店舗余りで働く1万人以上で構成されていて、不当労働行為の解決や賃金アップを求めクリスマスイブの今月24日までストライキを行うとしています。
20日のストライキは、ロサンゼルスのほか、本社のあるシアトルと、シカゴの一部店舗でも行われたということで、この店舗で働くカイ・クラウチェニュークさんは「ストライキは日を追って大きくなる。24日にはアメリカ全土に拡大させたい」と話していました。
また、物流系の労働組合に加盟し、ネット通販、アマゾンの商品の配達を担うドライバーなども前の日の19日から賃金アップなどを求めてストライキに入り、20日も東部ニューヨーク州など全米7か所の物流拠点で抗議活動を行ったということです。
AP通信は、来月、大統領に就任するトランプ氏が現在の民主党政権と比べて労働組合に対して厳しい態度をとるとみられることから、労働者側は就任前に成果を得たいと考えているとする専門家の指摘を伝えています。
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