ロシア極東サハ共和国の中心都市ヤクーツクで20日未明、軍関連施設が入る建物で火災が発生し、5人が死亡した。ノーボスチ通信は当局の情報として、建物は脱走兵ら「無断で部隊を離れた兵士」の収容施設だとし、逃走のため収容者が放火した可能性があると伝えた。
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同通信によると、死因は一酸化炭素中毒とみられ、ほかに7人が負傷した。原因は調査中だが、救急隊は「いまのところ逃走のため、兵士が自ら火を放ったとみている」と話したという。
サハ共和国は「世界で最も寒い村」があることで知られ、ヤクーツクでも夜には、零下40度近くになっている。
ロシアでは2022年2月のウクライナ侵攻開始後、徴兵事務所や政府機関、鉄道などを狙った事件が相次いでいる。
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