イギリス国防省は17日、ロシア極東のウランウデなど3か所の衛星写真を分析した結果、おととし2月のウクライナへの軍事侵攻以降、ロシア軍が3600両以上の戦車と、8000台近くの装甲車を失ったとの見方を示しました。
イギリス国防省はこの結果、ロシア軍が維持管理が十分されていないソビエト時代の兵器に頼る状況になっていると指摘しています。
一方、アメリカの有力紙、ニューヨーク・タイムズは17日、国防総省の高官の話として、ウクライナへの軍事支援のために計上された予算のうち、56億ドル分について来月のバイデン政権の任期切れまでに全額は使われず、次期政権に引き継がれる可能性があると伝えました。
そのうえで、トランプ次期政権がウクライナに対する軍事支援をどれだけ継続するかは不透明で、残った予算が使われるかは疑問だと指摘しています。
ロシアによる軍事侵攻が長期化する中、ロシア、ウクライナともに兵器や兵力を消耗する状況が続いています。
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