自民党の岸田前総理大臣がみずからの政権で提唱した、「AZEC=アジア・ゼロエミッション共同体」構想は、日本と東南アジア諸国などが連携して、地域の脱炭素化と経済成長を目指すものです。

岸田氏らは構想をさらに推進するため、新たな議員連盟を立ち上げ、19日、国会内で初会合を開きました。

会合には齋藤前経済産業大臣や小泉元環境大臣、萩生田元経済産業大臣などおよそ30人が出席し、岸田氏が最高顧問に、齋藤氏が会長に就任しました。

岸田氏は「官民と政治が力を合わせ構想を進めていかなければならない。アジアに一大脱炭素市場を作り上げるべく行動していきたい」とあいさつしました。

議員連盟は今後、アジアで拡大する脱炭素市場を取り込むため、日本企業の投資環境の整備や、日本主導のルールづくりなどを後押しすることにしています。

自民党内では、有力議員や先の総裁選挙に立候補した議員らが、議員連盟や勉強会などを立ち上げる動きが活発になっています。

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