6日のFAAの発表によりますとボーイングは一部の787型機の翼と胴体の接合部分において、必要な検査を完了していない可能性や、従業員が検査記録を改ざんした可能性があるということです。

FAAは4月に会社から自主的な報告を受けて調査開始を決めました。

ボーイングは現在、生産中のすべての機体を再検査しており、さらに運航中の機体への対応策もつくらなければならないとFAAは説明しています。

アメリカの有力紙、ウォール・ストリート・ジャーナルは先月、787型機を製造する過程で作業の早さを重視し、接合部分に過度な圧力がかかっていたとする内部告発者の話を伝えています。

787型機は、全日空や日本航空など世界の航空会社で利用されていて、ウォール・ストリート・ジャーナルは6日、運航している同型機の飛行を停止する必要があるかわからないものの、調査に詳しい関係者の話として、およそ450機に影響が出るおそれがあると伝えています。

FAAはNHKの取材に対し「われわれはこれまでどおり、航空機の安全のために必要な措置を講じる」とコメントしています。

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