くら寿司は12日、2025年国際博覧会(大阪・関西万博)の出店時に提供する特別メニューを発表した。万博参加国のうち70か国・地域の料理をサイドメニューとして出す。25年2月から全国の店舗でも販売するなど、4月の万博開幕に向けて機運を高める。
各国の駐日大使と意見交換をしながらメニューを開発した。アフリカのカメルーンで日常的に食されているサバの炭火焼き料理「マケロ」や、中米のドミニカ共和国の魚料理「ペスカド・コン・ココ」など、現地の食文化を再現した。
マダガスカル産のバニラを使用した「マダガスカルバニラパンケーキ」など、スイーツもそろえる。現地から食材を調達したメニューのほか、日本の食材や調味料で味付けを工夫した料理もあるという。
12日の記者発表会見に登壇したカメルーンのゼンゲ・ピエール特命全権大使は「カメルーンでよく食ベられているサバを使ってこのプロジェクトに参画できるのが印象的だ」と語った。ドミニカ共和国の高田ロバート特命全権大使は「料理を通じた交流は、日本と中南米カリブ諸国の橋渡しとなる」と強調した。
くら寿司は万博店舗で自社最長の約135メートルの回転レーンを使う。各国の料理とすしを載せた2枚の皿を手が握手するようなデザインで連結する。
全国のくら寿司でも特別メニューを2月7日から販売する。70種類のメニューは、1店舗につき1商品を販売する。
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