アメリカの複数のメディアはFBIのレイ長官が11日、FBI本部で開かれた会合で、1月にバイデン大統領の任期が終わるのに合わせて、自身も辞任する意向を表明したと相次いで報じました。
レイ長官の任期は、2027年までですが、任期途中で退くことになります。
レイ長官は2017年に、当時、大統領1期目だったトランプ氏に起用されましたが、2022年8月、FBIがトランプ氏が退任後に機密文書を不正に自宅で保管していたとしてフロリダ州の自宅に捜索に入ったことなどから、トランプ氏が不満を示していました。
トランプ氏は、レイ長官の辞意表明の報道を受けてSNSに「アメリカにとってすばらしい日だ。われわれはすべてのアメリカ人のために法の支配を回復する」と投稿しました。
トランプ氏は1月の次期政権の発足に向け、FBIの新たな長官に、自身の熱烈な支持者で「FBI本部は閉鎖すべきだ」などと抜本的な見直しを訴えてきたことで知られるパテル氏を起用すると明らかにしています。
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