ナバロ氏は、1期目のトランプ政権で通商政策担当の大統領補佐官を務め、アメリカが、自国の製造業と雇用を守るという理由で保護貿易主義にかじを切った過程で、ライトハイザー元通商代表などとともに、大きな影響力を持ちました。
対中強硬派として知られ、関税を柱とした通商政策の推進に向けて、重要な役割を担うとしています。
ナバロ氏は2021年1月に起きたトランプ氏の支持者らによる連邦議会乱入事件をめぐり、下院特別委員会での証言を拒んだとして議会侮辱罪で有罪判決を受けて刑務所に服役し、ことし7月、出所したその足で共和党大会に駆けつけてトランプ氏を応援し、会場から喝采を浴びました。
トランプ氏は4日、SNSの投稿で、「私の1期目の政権で『アメリカ製品を買い、アメリカ人を雇用する』という2つの神聖なルールを実行するにあたってナバロ氏ほど効果的かつ粘り強い働きをした人はいなかった」とたたえました。
ナバロ氏は、NHKがことし10月に行ったインタビューのなかで、日本について「例外を認めてしまえばすべてが台なしになる」と述べ、不公正な通商政策をとったと判断すれば同盟国であっても例外として扱わないという考えを示しています。
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