外国為替市場では先月29日、円相場が1ドル=160円台をつけた後、一転して1ドル=154円台まで値上がりしたほか、今月2日にも4円以上、値上がりするなど、急激に円高方向に動く場面が複数あり、市場では政府・日銀が市場介入を繰り返したという見方が強まっています。

こうした中、鈴木財務大臣は、訪問先のジョージアで3日、行われた記者会見で市場介入を行ったのか問われたのに対し、「そのことについてはコメントしない」と述べ、言及を避けました。

その上で、鈴木大臣は「為替相場は市場においてファンダメンタルズ=経済の基礎的条件を反映した形で決まっていくことが基本で、安定的に推移することが望ましく急激な変化は好ましくない。行き過ぎた動きがある時には、それをならすことが必要になるかもしれない」と述べ、市場の動きをけん制しました。

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