ロシア国防省は26日、ウクライナ軍が今月23日、ロシア西部クルスク州にアメリカが供与した射程の長いミサイルATACMSで攻撃を行い、ロシア軍の地対空ミサイルシステムに被害が出たと発表しました。
使われたATACMSは5発で、このうち3発は迎撃し2発は目標に命中したとしています。
また、今月25日にもクルスク州内にある飛行場がATACMSで攻撃され8発のうち7発を迎撃したものの1発は命中したということで軍人2人が軽いけがをしたほかインフラ施設が損傷したと明らかにしました。
ロシア国防省がATACMSによる攻撃を受けたと発表するのは2回目で、なんらかの報復措置を準備していると主張しました。
一方、ウクライナ国防省の情報総局は26日、ロシア西部クルスク州で傍受した北朝鮮の兵士の会話だとする音声を公開しました。
この中では男性の声で「前方に進んでいる」とか「早く出ろ」などと朝鮮語でやり取りしているのが聞きとれます。
ウクライナ軍としては、北朝鮮の兵士の動向を注視していることを示すことで北朝鮮兵も攻撃の対象であることを強調するねらいがあると見られます。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。