東ヨーロッパの国でウクライナとも国境を接するルーマニアでは、24日大統領選挙が行われ、世論調査の支持率が数%だった無所属のジョルジェスク氏が、得票率およそ23%で首位となりました。
どの候補も過半数を獲得できなかったため、12月8日に決選投票が行われる予定です。
今回の選挙でジョルジェスク氏は大規模な集会は開かず、SNSのTikTokやYoutubeなどを軸に選挙戦を展開し、柔道や乗馬をする動画も投稿してきました。
そのジョルジェスク氏が首位となったことでヨーロッパでは驚きが広がっていて、イギリスの経済紙フィナンシャル・タイムズは「TikTokスターが首位に立った理由」と題した記事を掲載し、有権者の間で政治不信が広がる中、支持者が動画を拡散していたなどと報じています。
ルーマニアでは大統領が外交や国防の権限を持ち、ジョルジェスク氏は自国が加盟するNATO=北大西洋条約機構に批判的で、ウクライナへの侵攻を続けるロシア寄りの主張でも知られることから、決選投票の行方に関心が集まっています。
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