国連は11月25日を女性に対する暴力の根絶を呼びかける国際デーと定めています。
この日を前に23日、フランスでは各地でデモが行われ、パリでは、主催者の発表で8万人が参加しました。
参加者の多くは女性でしたが、男性もいて、女性に対する暴力根絶のシンボルカラーである紫色のプラカードを掲げながら行進しました。
フランス政府の統計によりますと、去年、パートナーから殺害された女性は、93人にのぼっています。
また、フランスでは、夫が妻を薬物で眠らせ、インターネットで募った男たちに性的暴行をさせていたとされる事件が明らかになるなど性犯罪が相次いでいて、怒りの声が広がっています。
参加した女性の1人は「私たちは自分たちのためだけでなく、将来の世代に向けて行動している。全世界が声をあげるべきだ」と話していました。
また、女性の友人たちと参加していた男性は「男性も変わろうとしていて、女性を支持していることを示すのは重要だ」と話していました。
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