アメリカのトランプ次期大統領は17日、声明を発表し、FCC=連邦通信委員会の委員長に共和党側の委員を務めるブレンダン・カー氏を起用すると明らかにしました。
カー氏は、トランプ氏の大統領への返り咲きを念頭に保守系のシンクタンクが立ち上げた「プロジェクト2025」と呼ばれる計画の中で、フェイスブックやグーグル、メタといった巨大IT企業に対する規制の強化を主張してきました。
また、選挙戦の中で一部のテレビ局の報道が偏向しているとして、放送免許の剥奪の必要性を訴えたトランプ氏を公然と支持してきたことでも知られます。
トランプ氏は声明の中でカー氏について「言論の自由のための闘士だ」と称賛しました。
カー氏はSNSに「われわれは検閲カルテルを解体しなければならない」と投稿し、巨大IT企業は不当に検閲を行ってきたと批判しました。
アメリカメディアによりますと、カー氏は実業家のイーロン・マスク氏と近いことでも知られ、起用をめぐって関係する業界などとの対立を懸念する声もあがっています。
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