【イスタンブール=時事】イスラエルのヘルツォグ大統領が搭乗を予定していた同国政府専用機の領空通過を、トルコ政府が拒否していたことが17日、明らかになった。トルコのメディアが伝えた。ヘルツォグ氏はアゼルバイジャンの首都バクーで開催中の国連気候変動枠組み条約第29回締約国会議(COP29)出席を予定していたが、16日に「治安上の懸念」でキャンセルすると発表していた。
トルコのエルドアン大統領は、パレスチナ自治区ガザやレバノンで軍事作戦を続けるイスラエルへの批判を強め、「関係を断ち切った」と主張している。
アゼルバイジャンは近年、イスラエルと経済や軍事・安全保障面で関係を深めている。COP29にはイスラエルから閣僚らが出席しているが、イスラエルを敵視するイランと国境を接しているため、厳重な警備が敷かれているという。
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