ロシア連邦統計局は13日、2024年7〜9月期の国内総生産(GDP、速報値)が前年同期比で3.1%増になったと発表した。ウクライナ侵略の長期化に伴う戦時経済で内需が拡大し、6四半期連続のプラスとなった。
ロシア経済発展省によると24年7〜9月期は製造業が6%増で自動車や化学の伸びが続いた。ウクライナ侵略の長期化で弾薬や兵器などの軍需がけん引する。
内需拡大で小売りは6%増えた。新車販売などが伸びており、欧州ビジネス協議会(AEB)の集計によると、ロシアの1〜9月の新車販売台数は前年同期比で58%増えた。
侵略の長期化でロシア軍は必要な兵士を志願兵である契約軍人で補っており、人手不足で人件費などの上昇につながっている。企業が製品やサービスに価格を転嫁しやすい状況が続いており、インフレ率は9月に8.6%と高水準で推移している。
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