イスラエル軍は、9日もガザ地区で攻撃を行い、中東の衛星テレビ局、アルジャジーラによりますと、ガザ市や北部ベイトラヒヤなどであわせて40人が死亡したということです。
犠牲者が増え続けるなか、イスラエルとハマスの間で続けられているガザ地区での停戦と人質の解放に向けた協議をめぐり、仲介国のカタールが合意に向けた仲介を中断する意向を明らかにしました。
カタールの外務省の報道官が9日、発表した声明によりますと、10日前の前回の協議の際に、これが不調に終われば仲介のための努力をやめると関係者に伝えていたということです。
ただ、今後、イスラエルやハマスが戦闘を終わらせようという真剣な態度を示せば、再び仲介にあたるとしています。
カタールは、状況次第で、再び仲介にあたる姿勢は示していますが、協議への影響は避けられないとみられ、先行きが懸念されています。
一方、カタールの首都ドーハにあるハマスの活動拠点をめぐり、アメリカは8日、カタールに対してこの拠点を国外に退去させるよう求めたことを明らかにしました。
これについて声明では、カタールにハマスの拠点があるのは、意思疎通を図るためで、過去にも役割を果たしてきたと強調し、カタールがハマスに退去を求めたという一部の報道を否定しました。
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