アメリカ大統領選挙でトランプ氏の当選確実が報じられて以降、金融市場では、減税策や規制緩和によって企業の業績が改善するという期待感が急速に広がっています。
8日のニューヨーク株式市場でも取り引き開始直後から買い注文が先行する展開となり、ダウ平均株価は初めて4万4000ドルを超えて取り引き時間中の最高値を更新しました。
その後は利益を確定するための売り注文も出ましたが、終値は、前日と比べて259ドル65セント高い、4万3988ドル99セントとなり、終値としても最高値を更新しました。
また、ハイテク関連銘柄が多いナスダックの株価指数と、主要な500社の株価で算出する「S&P500」の株価指数も最高値を更新しました。
市場関係者は「トランプ氏が掲げてきた政策をどこまで実行するかは不透明だが、減税策や規制緩和に対する期待感が先行していて、投資家は、政策によって恩恵を受けるとみた銘柄に資金を投じている。FRB=連邦準備制度理事会が前日に利下げを決めたことも投資家の安心感につながった」と話しています。
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