パレスチナのメディアによりますと、11月6日、ガザ地区北部のガザ市でイスラエル軍の無人機による攻撃があり、4人が死亡したほか、複数のけが人が出ているということです。

ガザ地区の保健当局は、これまでに4万3000人以上が死亡し、10万人以上がけがをしたとしています。

国連は、ガザ地区の人口のおよそ9割にあたる少なくとも190万人が住まいを追われ、中には10回以上避難を余儀なくされた人もいるとしていて、停戦と人質の解放に向けた協議がいまも難航する中、人道状況の悪化が続いています。

さらに、イスラエル軍と隣国レバノンのヒズボラとの間でも戦闘が続いています。

ヒズボラは6日、イスラエル最大の商業都市テルアビブの国際空港近くの基地に向けてロケット弾を発射したと発表しました。

イスラエルメディアなどによりますと、一部が空港近くに着弾したものの、影響は出ていないということです。

ヒズボラの最高指導者ナイム・カセム師は、6日に公開した演説で「政治的な行動で敵の侵略を止められるとは期待していない」などと述べ、改めて徹底抗戦の構えを示しました。

レバノン東部の県知事によりますと、6日にイスラエル軍の空爆が20回あり、これまでに30人が死亡したということです。

戦闘開始から13か月となる中、事態が収束する兆しは見えず、戦闘の拡大と犠牲者が増え続けることが懸念されています。

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