▼米大統領選 4年に1度、通常は夏季五輪と同じ年に開く。有権者が州ごとに選挙人を選び、その選挙人が正副大統領を選ぶ間接選挙となる。選挙人は各州で州選出の上下両院議員と同数が割り当てられ、首都ワシントンの代表3人を加えた計538人で構成する。過半数の270人を獲得した候補が当選する。

ほとんどの州では1票でも多く得票した候補がその州の選挙人全員を獲得する「勝者総取り」方式を採用する。東部メーンと中西部ネブラスカの2州は選挙人の一部を各選挙区の勝者に割り当てる。勝者総取りは死票が多く、激戦州の影響が過大になるなどの弊害も指摘される。

投票日は11月の第1月曜日の翌日の火曜日と定められている。日本の国政選挙のように日曜日でないのは、キリスト教の安息日を避けたのが理由だ。交通機関が未発達な時代に月曜日を投票日にすれば、投票所にたどり着くために日曜日に出発しなくてはならない人も多く、火曜日にしたといわれる。

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