ロシア上院は6日、北朝鮮と6月に締結した「包括的戦略パートナーシップ条約」批准の前提となる法案を承認した。同条約は相互の軍事支援を規定している。プーチン大統領の署名後、条約は両国が批准書を交換した日に発効する。
プーチン氏は6月に北朝鮮を訪問し、金正恩(キム・ジョンウン)総書記との首脳会談で同条約を締結した。
ロシアはウクライナ侵略で北朝鮮から砲弾の提供のほか、兵士の派遣を受けているとみられる。韓国国防省は5日、北朝鮮兵1万人以上がロシアに入り、相当数が西部クルスク州を含む戦闘の前線地域に移動したと表明した。
プーチン氏は4日、首都モスクワを訪問した北朝鮮の崔善姫(チェ・ソンヒ)外相と会談した。包括的戦略パートナーシップ条約についても意見を交わしたもようだ。崔氏はラブロフ外相とも会談し、条約の履行や両国の連携強化などについて確認した。
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