ハリス氏とトランプ氏は1日、激戦州の中西部のウィスコンシン州とミシガン州をそれぞれ訪れました。
このうちハリス氏は、ウィスコンシン州ジェーンズビルにある労働組合の施設で演説し「トランプ氏は労働者の仲間ではなく、労働組合を潰してきたのだ」と批判しました。
そして自身は、労働者と労働組合を支持するとアピールした上で「21世紀の競争で、中国ではなく、アメリカが勝利をおさめられるようにしなければならない」と述べ、国内の産業への投資を加速させる考えを示しました。
一方、トランプ氏は、ミシガン州デトロイト郊外にあるディアボーンを訪れました。
この町は、人口の半数以上がアラブ系アメリカ人で、カフェに立ち寄ったトランプ氏は、アラブ系の有権者と対話しました。
そして「われわれは中東に平和をもたらす。いまアメリカを動かしている道化師たちでは無理だ」と述べ、自身であれば中東情勢を安定化させられると強調し、支持を訴えました。
ハリス氏とトランプ氏が訪れた2州は、2016年の大統領選挙ではトランプ氏が、2020年にはバイデン氏がいずれもわずかな差で勝利していて、今回も激しい競り合いとなっています。
投票日が5日に迫る中、双方ともまだ期日前投票を行っていない支持者に投票を促すなど、票の上積みを目指し、最終盤の追い込みに全力を挙げています。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。