ロシア軍の激しい攻勢を受けるウクライナは、欧米諸国からの軍事支援に頼っていて、ことし4月には最大の支援国アメリカが608億ドル、日本円にして9兆2000億円を超える巨額の追加支援を決めています。

これについて、ウクライナのゼレンスキー大統領は10月30日、記者団に対し「議会で可決された支援の10%しか得られないのであれば、それは笑い事ではない」と述べ、アメリカ議会で認められた支援の一部しか届いていないと不満をあらわにしました。

そして、約束された支援を念頭に軍事行動を計画していたとしたうえで「約束したならば、それを守らなくてはならない。具体的なスケジュールを立てて行動しなければ、防衛線を維持することはできない」と述べ、改めてアメリカを含め、各国に対して支援を早く実行に移してほしいと訴えました。

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