パキスタン南西部、バロチスタン州のマストゥングで1日午前、警察車両の近くに止められていたバイクが爆発しました。
現地の警察によりますと、現場付近には小学校があり、この爆発で通学途中の児童5人のほか、警察官1人と地元住民1人の合わせて7人が死亡し、15人がけがをしたということです。
警察のこれまでの調べによりますと、バイクに取り付けられた爆弾が遠隔操作によって爆破されたということで、警察を狙った爆弾テロとみて詳しい状況を調べています。
これまでのところ、今回の爆発について犯行声明は出ていません。
バロチスタン州では、パキスタン政府が中国と連携し資源開発や港湾施設の整備を進めていますが、これに反発する反政府武装勢力「バロチスタン解放軍」が現地の警察や中国人を狙ったテロをたびたび起こしています。
バロチスタン州に隣接するシンド州のカラチでは10月、バロチスタン解放軍による爆弾テロで中国人2人が死亡していて、警察はテロへの警戒を強めています。
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