北朝鮮による弾道ミサイルの発射を受け、岩屋外務大臣は、10月31日夜、アメリカのブリンケン国務長官、韓国のチョ・テヨル外相と電話会談を行い、共同声明を発表しました。
共同声明では、今回の弾道ミサイルの発射について、複数の国連安全保障理事会決議へのあからさまな違反だとして強く非難した上で「北朝鮮に対し、朝鮮半島や地域の平和と安全を脅かす、挑発的な一連の行為を直ちに停止するよう強く求める」としています。
また「ロシアへの継続的で違法な武器移転や、北朝鮮の部隊の派遣を含む、北朝鮮とロシアの軍事協力の深化を、最も強い言葉で非難する」としています。
その上で「北朝鮮による核・弾道ミサイルの脅威をより効果的に抑止していくため日米韓の3か国で安全保障協力を引き続き強化する」としています。
国連 グテーレス事務総長も声明を発表
国連のグテーレス事務総長は10月31日、「北朝鮮が弾道ミサイル技術を用いたミサイル発射を続けていることは、国連の安全保障理事会の決議に対する明白な違反だ」として、強く非難する声明を報道官を通じて発表しました。
そのうえで「朝鮮半島の緊張の緩和と、関連する安保理決議の完全な履行、そして、対話につながる環境と協議の再開を呼びかける」としています。
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