【北京=時事】中国国営新華社通信は31日、中国海軍の空母「遼寧」と「山東」が南シナ海で演習を実施したと伝えた。2隻の空母による合同演習は初めてという。
公開された映像には、2隻が並んで航行する様子が映っている。時期や期間などは明らかになっていないが、遼寧は既に母港に帰港したという。
遼寧は9月、中国の空母として初めて沖縄県・与那国島と西表島の間の接続水域を航行。10月14日に台湾を取り囲む形で実施された大規模軍事演習にも参加した。
中国では5月、3隻目となる空母「福建」が試験航海を実施。2025年にも就役する見通しで、習近平政権は海軍力の増強を急いでいる。
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