日本たばこ産業(JT)は31日、健康リスクを巡るカナダの訴訟で、巨額の和解金支払いを求める裁判所の案に同意しないと発表した。JTは和解案について「いくつかの重要な課題がある」とし、解決に向けた計画をカナダの裁判所に24日付で提出した。

カナダの裁判所が任命した調停委員は、JTと米フィリップ・モリス・インターナショナル(PMI)、英ブリティッシュ・アメリカン・タバコのカナダ法人に対し、計325億カナダドル(約3.5兆円)の和解金を支払う案を提示していた。

JTは解決に向けた計画の内容は現時点で公表できないとしている。

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