このうち西部ワシントン州バンクーバーでは、28日の朝、日本の郵便ポストのような形の投票箱から煙が上がっているのが見つかりました。
アメリカABCテレビが直後に撮影した映像では、駆けつけた警察官が投票箱を開けてかき出した投票用紙が、ほぼ燃え尽きている様子が確認できます。
前日の27日朝以降に投かんされたおよそ数百枚の投票用紙のほとんどが焼失したとみられるということです。
この少し前には、隣のオレゴン州ポートランドでも投票箱の一部が焼けて投票用紙3枚が損傷し、警察は防犯カメラの映像などから火が出る直前に投票箱の横に車を止めた人物が相次いで火をつけたとみて、放火事件として調べています。
地元の当局は該当する有権者に対しては、再度、投票用紙を配布することにしています。
10月24日にも西部アリゾナ州フェニックスで郵便ポストが焼けて複数の投票用紙が損傷する放火事件があり、警察によりますと、容疑者の35歳の男は火をつけたことは認めているものの、政治的な動機はないということです。
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