米公共ラジオ(NPR)は28日、有力紙ワシントン・ポストが大統領選の民主党候補、ハリス副大統領への支持表明を見送ったことを受け、同紙電子版の購読解約数が28日正午までに20万人を超えたと報じた。
NPRによると、全ての解約が直ちに有効になるわけではないものの、解約数は印刷版を含む全有料購読者250万人の約8%に当たるという。
同紙は25日、11月の大統領選で「どの候補も支持しない」とするウィリアム・ルイス最高経営責任者(CEO)の声明を発表。将来の大統領選でも支持者を表明しない意向を示した。
同紙は富豪ジェフ・ベゾス氏が所有。今回の決定を受け、複数のコラムニストが退職した。約20人のコラムニストはウェブサイト上に掲載したオピニオンで「決定はわれわれが愛するポスト紙の基本的な編集理念を放棄するもので、大きな誤りだ」と批判した。(ロイター時事)
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