【随時更新】ロシア ウクライナに軍事侵攻（10月27日の動き）

ロシアに派遣されているとされる北朝鮮の部隊をめぐり、アメリカの有力紙は、数千人の兵士が、ウクライナ軍が越境攻撃を行っているロシア西部のクルスク州にすでに到着したと伝えました。

アメリカの有力紙ニューヨーク・タイムズは25日、アメリカとウクライナの当局者の話として、数千人の北朝鮮の兵士がロシア西部のクルスク州にすでに到着したと伝えました。

クルスク州では、ウクライナ軍がことし8月以降、越境攻撃を行って一部の地域を掌握していて、領土を取り返そうとするロシア軍との間で戦闘が続いています。

ただ、北朝鮮の兵士は現時点では戦闘には参加しておらず、この部隊がどのような役割を担うかはまだ明らかではないとしています。

その上で、ロシア軍がウクライナ東部で攻勢を強める中、北朝鮮の部隊のクルスク州への投入は、ロシア軍が戦力をウクライナの前線に集中させる手助けになるとの当局者の見方を伝えています。

さらに、北朝鮮がロシアに送り込んでいるとされる兵士は朝鮮人民軍の精鋭部隊の一部だということで、最初の部隊は今月23日にクルスク州に入り、28日までには最大で5000人が現地入りするとみられるとしています。