韓国大法院(最高裁)で日本企業の敗訴が確定した元徴用工の訴訟をめぐり、韓国政府の解決策に反対していた原告4人のうち1人が受け入れに転じた。23日に日本企業の賠償金相当額と遅延利子を受け取った。韓国外交省が23日、発表した。
韓国政府関係者や支援団体によると、この原告は元女子勤労挺身(ていしん)隊員の梁錦徳(ヤンクムドク)さん。被告の三菱重工業による直接の賠償を求め、韓国政府傘下の財団が肩代わりする賠償金相当額の受け取りを拒否していた。
2018年の大法院判決で勝訴が確定した元徴用工らは15人。このうち梁さんら4人が受け取りを拒否していた。(ソウル=太田成美)
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