コネクター大手の日本航空電子工業は22日、欧州の規格に対応した電気自動車(EV)向けの急速充放電用のコネクターを開発し、販売を始めたと発表した。欧州の規格に対応するのは初めて。欧州の工場で製造し、主に現地の急速充電器メーカーに販売する。
製品名は「KW21A」。欧州では米EV大手のテスラも含め「CCS2」という規格での統一が進んでいる。日本航空電子によると欧州では電力不足の際にEVを蓄電池として使う「V2G(ビークル・ツー・グリッド)」が実証実験を終えた段階だという。
日本航空電子は今後、充放電できる製品の需要が高まると考え、量産に踏み切った。まずは40アンペアと80アンペアに対応したコネクターを販売する。価格については都度相談して決める。生産台数や販売目標などは非開示とする。
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