イスラエル政府は、今月1日のイランによる大規模なミサイル攻撃を受けて、対抗措置をとるとしていて、ガラント国防相は「近く行う。正確で致命的なものとなる」と述べています。
また、ネタニヤフ首相がアメリカのバイデン大統領にイランの軍事施設を標的とする計画を伝えたとも報じられていて攻撃の規模や時期が焦点になっています。
イラン外務省によりますと、アラグチ外相は15日、国連のグテーレス事務総長と電話会談し「イスラエルのいかなる無謀な行為に対しても断固とした対応をとる準備ができている」と述べたということで、対抗措置がとられた場合には反撃を辞さない構えを重ねて示しイスラエルをけん制しました。
一方、イスラエル軍は、隣国レバノンでイスラム教シーア派組織ヒズボラへの攻撃を続けていて、16日には南部ナバティエでヒズボラの拠点など数十か所を空爆したと発表しました。
レバノン保健省は、ナバティエにある市の庁舎が空爆を受け、16人が死亡、52人がけがをしたと発表しました。
ロイター通信は、市の庁舎ではイスラエル軍の攻撃により、避難を余儀なくされた住民への支援に関する協議が行われていて市長も犠牲になったと伝えています。
ヒズボラは、イスラエルに対する徹底抗戦の構えを示していて、レバノンでも住民の犠牲が増え続けることが懸念されています。
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