先週の4日に発表されたアメリカの9月の雇用統計の内容が市場予想を大きく上回ったことで、投資家の間では景気の先行きに対する安心感が広がっています。

9日のニューヨーク株式市場でも取り引き開始直後から買い注文が先行する展開となり、ダウ平均株価は一時、480ドルを超える値上がりとなりました。

終値は、前日と比べて431ドル63セント高い4万2512ドルとなり、最高値を更新しました。

また、主要な500社の株価で算出する「S&P500」の株価指数も上昇し、最高値を更新しました。

市場関係者は「新たな取り引きの材料が出てきたわけではないが、今後も株価の上昇基調が続くとみる投資家から、消費関連をはじめ幅広い銘柄に買い注文が出た。原油の先物価格の上昇が一服していることも、株価の上昇をサポートする結果となった」と話しています。

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