イスラエル軍はレバノンのヒズボラに対して新たな地上作戦を始めるなど激しい攻撃を続けていて、今月1日に発表した地上侵攻の開始からレバノンに対して戦闘機などで行った空爆は1100回以上にのぼると、9日、明らかにしました。

イスラエルのネタニヤフ首相は8日、ヒズボラの最高指導者ナスララ師の後継者とされる人物らを殺害したと述べ、ヒズボラを弱体化させていると強調しました。

ただ、ネタニヤフ首相の発言のあと、イスラエル軍のハガリ報道官は、後継者とされる人物らが殺害されたかについては「現在確認中だ」と述べるにとどめています。

一方でヒズボラも9日、イスラエル北部へのロケット弾などでの攻撃を行っていて、イスラエルのメディアは、この攻撃で2人が死亡したと報じるなど、攻撃の応酬が続いています。

こうした中、アメリカのバイデン大統領は9日、ネタニヤフ首相と電話会談を行い、イランが今月1日にイスラエルへの報復だとして行った大規模なミサイル攻撃への対抗措置について協議したとみられていて、中東情勢が悪化し続けるなか、どのような協議が行われたのか注目が集まっています。

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