岩屋毅外相は3日、ヨルダンのサファディ外相と電話で協議した。イランが1日にイスラエルに弾道ミサイルによる大規模攻撃をしたことによる地域情勢の悪化が、中東での全面戦争に拡大する可能性に「深刻な懸念」を示した。「エスカレーションを強く非難する」と述べた。
レバノンでのイスラエル軍による地上作戦にも懸念を示し、イスラエルとレバノンのイスラム教シーア派民兵組織ヒズボラは「即時に停戦が必要だ」と強調した。邦人保護のための協力を要請した。
ヨルダンは中東地域の穏健勢力として知られ、過去にも邦人退避のための自衛隊機を受け入れている。
サファディ氏は邦人の安全確保に協力を惜しまないとし「中東情勢は極めて緊迫している。日本との協力を重視している」と語った。日本政府は3日、レバノンに滞在する邦人の退避に備えるため航空自衛隊の輸送機をヨルダンに出発させた。
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