UNRWAのラザリーニ事務局長は30日、スイスのジュネーブで開かれた記者会見で、イスラエル軍によるレバノンへの空爆で死亡したハマスの幹部について、UNRWAの職員だったことを明らかにしました。
ことし3月、この職員がハマスと関係しているという指摘を受けて停職とし、調査を続けていたということで、この職員がハマスの幹部だったことは把握していなかったとしています。
パレスチナ難民の支援などにあたるUNRWAは、活動の資金のほとんどを欧米諸国などからの支援でまかなっていますが年末までにおよそ8000万ドル、日本円でおよそ113億円の資金が不足する見通しになっています。
ラザリーニ事務局長は、各国に支援を訴えましたが、UNRWAとハマスとの関係が改めて明らかになり、今後の活動に影響する可能性があるとみられています。
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