【パリ=共同】フランス・パリの裁判所は30日、極右政党、国民連合(RN)の指導者マリーヌ・ルペン氏が秘書給与の名目で欧州連合(EU)欧州議会から資金を不正受給した疑惑を巡る初公判を開き、ルペン氏が出廷した。公判は11月27日まで開かれる。フランスメディアが伝えた。
ルペン氏は当初から疑惑を否認しており、9月30日も記者団に「いかなるルールにも違反していない」と語った。
ルペン氏は2027年の大統領選の有力候補になると目されているが、有罪判決が出れば禁錮刑のほか、10年間の公職追放処分が科される可能性があり、出馬に影響するとみられる。
ルペン氏が欧州議員だった04〜16年、欧州議会に秘書として給与を請求していた人物は、実際には秘書活動をせず党のために働いていたとされる。
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