静岡ガスのインドでの出資・業務提携先が運営する圧縮天然ガス(CNG)ステーション(タミルナドゥ州)

静岡ガスは25日、インドに子会社を設立すると発表した。同社は2022年に現地企業と組んで天然ガス供給事業に参入し、24年7月にはバイオガス生成・販売事業への参画も決めた。子会社を置くことで現地でのネットワーク作りや機動的な事業展開につなげる。

子会社「シズガスインディア」はニューデリー南西のハリヤナ州グルグラムに25年1月に設立を予定する。資本金は約2500万円で同社グループが100%出資する。従業員は日本人6人と現地採用の2人を予定し、社長などはこれから人選に入る。同社が海外に子会社を設けるのは17年のシンガポールに続き2カ所目。

静岡ガスは21年12月に発表した「グループ2030年ビジョン」で30年12月期に連結経常利益130億円を達成するとし、海外事業でこのうちの14%を稼ぐ目標を掲げている。

「今後はインドで風力や太陽光など再生可能エネルギー事業の参入も目指す。インドネシアやベトナムなど東南アジアでもエネルギー供給事業の拡大を視野に入れる」(海外事業開発部)としている。

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