【ニューヨーク=共同】米マイアミ連邦地裁の大陪審は24日、大統領選の共和党候補トランプ前大統領を南部フロリダ州のゴルフ場で待ち伏せて殺害しようとした暗殺未遂の罪などで、ライアン・ラウス容疑者を起訴した。CNNテレビなど米メディアが伝えた。
トランプ氏を狙った暗殺未遂は7月に東部ペンシルベニア州で演説中に銃撃された事件に続き、2度目だった。
CNNによると、ラウス被告はこれまで訴追されていた銃の不法所持など2件の罪や、大統領警護隊(シークレットサービス)に対する職務妨害などと合わせて起訴された。
ラウス被告は今月15日午後、トランプ氏が所有するゴルフ場で同氏がプレー中、約400メートル離れた茂みに隠れ、金網フェンス越しに銃身を突き出し銃撃しようとしたところを大統領警護隊員に見つかった。隊員が発砲し、ラウス被告は車で逃走したが、拘束された。
同被告が数カ月前に「これはトランプ氏暗殺の試みだった」と殺意を告白するメモを残していたことが、検察の資料で明らかになっていた。
トランプ氏は7月13日にペンシルベニア州で演説中、トーマス・クルックス容疑者に銃撃され右耳を負傷。容疑者は現場で射殺された。
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