日本製鉄が売却するのは、保有している「ポスコホールディングス」のすべての株式となる289万株余りです。

ポスコ株全体の3.42%に当たり、会社によりますと、現時点での資産価値は1150億円にのぼるということです。

売却の理由は資本効率を高めるためだとしていて、市場の動向などを踏まえて売却の時期を判断するということです。

当時の新日鉄は1998年からポスコの株を保有し、研究開発や環境対応で提携していて、株式売却後もカーボンニュートラルや中間製品の相互供給など業務面での提携関係を続けるとしています。

一方、日本製鉄は、アメリカの大手鉄鋼メーカー「USスチール」を買収することで両社の間で合意していて、アメリカ政府の対米外国投資委員会が買収を認めるかどうかを審査しています。

ポスコ「今後も関係は継続していく」

韓国の「ポスコホールディングス」は、日本製鉄が株式をすべて売却すると発表したことを受けて、「日本製鉄とは、2000年から戦略的な提携関係であり、今後もその関係は継続していく」とコメントしています。

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