イランのアラグチ外相と会談する上川陽子外相㊧(23日、ニューヨーク)=外務省提供

上川陽子外相は23日(日本時間24日)、ニューヨークで開催中の国連総会に合わせてイランのアラグチ外相と会談し、中東情勢を巡り対イスラエルで最大限の自制を求めた。「攻撃の応酬や暴力の連鎖を回避することが極めて重要だ」と伝えた。

レバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラや、イエメンの親イラン武装組織フーシ派など関係勢力にも自制を働きかけるよう訴えた。ヒズボラやフーシ派はイランが影響力を持つとされる。

上川氏はイランによるロシアへの弾道ミサイル供与に強い懸念を表明した。イランの核関連活動を制限する国際枠組み「イラン核合意」の再構築に向けて、建設的な対応を促した。両国間で対話を継続していくことで一致した。

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