ロシア ウクライナに軍事侵攻(9月22日の動き)

ウクライナ情勢 戦況の解説記事はこちら

ゼレンスキー大統領が訪米 「勝利計画」示す見通し

ウクライナのゼレンスキー大統領は国連総会にあわせてアメリカを訪れ、バイデン大統領のほか、アメリカ大統領選挙の2人の候補に戦争を終結させるための計画を示す見通しで、計画への支持を取りつけたい考えです。

ウクライナのゼレンスキー大統領は今回の訪米で26日にバイデン大統領と会談するほか民主党の大統領候補、ハリス副大統領と個別に会談し、共和党のトランプ前大統領とも会談する意向を示しています。

ゼレンスキー大統領は一連の会談で「勝利計画」と名づけた、新たにまとめた戦争を終結させるための計画を示す見通しでアメリカ側から計画への支持を取りつけたい考えです。

計画にはウクライナが欧米から供与された射程の長い兵器でロシア領内を攻撃できるよう使用制限を撤廃することなどが盛り込まれているとしています。

ウクライナの政治情勢に詳しい、キーウ大学のレイテロビッチ准教授は「ウクライナにはロシアを交渉のテーブルにつかせる能力がある。そのためには軍事支援の強化やロシア領内への攻撃の許可が欠かせない」と述べ、アメリカ側から計画への支持を得られるかが今後の情勢の鍵を握るという考えを示しました。

また「最もリスクが高いのはトランプ氏だ。ハリス氏やバイデン氏とは対照的に、彼は予測不可能な政治家だ」と指摘し、ゼレンスキー大統領がウクライナ支援に消極的な姿勢を示すトランプ氏と信頼関係を築けるかも重要になるという見方を示しました。

ウクライナ情勢 ロシアによる軍事侵攻 最新情報・解説 - NHK特設サイト

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。