新工場では豪州で人気の「Vエナジー」などを生産する

サントリー食品インターナショナル(サントリーBF)は18日、オーストラリアの飲料新工場を稼働させたと発表した。人件費や資材費の上昇で、建設費が当初想定の約380億円から約630億円に膨らんだ。清涼飲料や缶チューハイなどの酒類を製造し、豪州のほか、ニュージーランドにも供給する。

まずは豪州で人気のエナジードリンク「Vエナジー」の製造から始め、2025年7月からは缶チューハイ「-(マイナス)196℃」などの酒類も製造する。25年内をめどに、40種類以上の飲料を製造するとしている。

新工場は豪州東部のブリスベン郊外に位置しており、敷地面積は約17万平方メートルで、生産能力は年間で約2000万ケース。オーストラリアでは21年に「-196℃」を発売し、初年度の販売数量が当初の目標の6倍となるなど好調だった。新工場の稼働を通じて、供給の体制を整える。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。